昔は古馬になってもトライアルレースというものは存在しましたが、これは主に地方馬や海外馬を対象としたものでした。
やはりトライアルレースというとクラシックレースへの登竜門というのがしっくりきますよね。
そしてこのトライアルレースでは競馬予想の観点でも他のレースとは違った要素を持っているのです。
トライアルレースというのはそのレースで2着以内または3着以内に入ることでその後の指定の上位レースに優先的に出走する権利を得られるというレースのことです。
しかし賞金的にはトライアルレースに出走する必要のない馬にとっても、本番につながるステップレースという重要な側面を持っています。
つまりトライアルで是が非でも優先出走権を取りたい馬達と、賞金的には余裕があっても本番への試走として捉えている馬達とが一緒に走るというレースでもあるのです。
ここにトライアルレースの面白さがあります。トライアルレースの競馬予想を一般でしているサイトはこちらです。
実力に多少の差があっても、捨て身の一撃で逆転が起きるということはよくある話です。
これは馬券的にも面白い要素でもあります。
個人的に印象に残っているのは1994年の京都新聞杯。
当時の京都新聞杯は菊花賞のトライアルレースとして10月に行われていましたが、ここにその年の皐月賞とダービーを圧勝したナリタブライアンが調整レースとして出走してきたのです。
この時の単勝オッズが何と1.0倍。
誰もが圧勝を信じていましたが、それをクビ差退けたのが無名の上がり馬スターマンでした。
その後ナリタブライアンは菊花賞をこれでもかと圧勝して三冠馬になりましたが、「絶対王者でもトライアルレースでは脚元をすくわれることがある」という象徴的なレースでした。